南インド哲学の旅① マドラス

ひょんなことから南インドのチェンナイ(元マドラス)に行けることになり、急きょ友達を誘って行って参りました。自らチェンナイを選んだわけではないので、チェンナイで何ができるかを探してみました。

すると、どんどん調べていくうちになんとチェンナイは偉大なヨガのグル達の聖地であることが分かりました。

映画『聖なる呼吸』の映画のテーマとなった近代ヨガのルーツを辿るための重要な場所であり、近代ヨガの父であるクリシュナマチャリア師をはじめ、近代の聖者ラーマクリシュナ師やその弟子のヴィヴェーカーナンダ師のゆかりの地だということが判明しました。

しかし、今回の所要日数は数日間、ヨガアシュラムに滞在することができないため、マドラス港のセント=ジョージ要塞や哲学者に係る場所を訪れてみました。

セント=ジョージ要塞は17世紀、イギリスがインド進出する際に、既に進出していたオランダ領とポルトガル領を割り込む形で築かれたものです。内部は撮影禁止だったので、残念ながら写真は外観のみ。かつての大英帝国の偉大さと当時、アジア諸国で一世を風靡していた東インド会社の繁栄ぶりが垣間見れました。国内では長崎、アジアは香港、インドネシアなどあちこちに観光に行き、港という港で目にする「東インド会社」ですが、アジアの香辛料やお茶はヨーロッパでとても重宝されたんでしょうね。



次にガイドブックにも載っていないたまたまネットで出会ったヴィヴェーカーナンダ・カルチャーセンターへ向かいます。

こちらも撮影禁止でしたので、外観のみ。三階建ての建物では、下層階からインドの経典の教えが紹介されており、ヴィヴェーカーナンダの師匠ラーマクリシュナとの出会い~途中、ヴィヴェーカーナンダが祀られた瞑想室~徐々にヴィヴェーカーナンダの教えが紹介されています。CGや3D映像により分かりやすくその哲学を学べる場所になっています。

「学べよ、本質を知れ、眠れる魂を奮い起こすのだ。そうすればパワーがみなぎり、栄光も良心も純潔ささえ訪れてくる。真我を知ろうと眠っていた魂が目覚めたとき、素晴らしいものすべてがやってくるだろう。」

奥深い言葉です。このほかにも彼の教えには、「自分を信じろ」「失敗は人生の美である」「人のために尽くしなさい」などなど、考えさせられる言葉が沢山あります。こんなに大きな施設や学校ができてしまうくらいですから、その教えは絶大なものなのでしょう。

ちなみに、この施設はマリーナビーチのすぐそばにあって、ふらりと気軽に立ち寄ることができます。外国人は私たちだけで他はインド人のカップルや家族が来ていて、瞑想室にも何人も入ってきて静かに瞑想していました。こういう教えが生活に根付いているんだな~と感心したひと時でした。

api yoga

ヨガと食と旅。 レッスン・ワークショップ・旅の情報と 日常の「ヨガ」を綴っています。