イラっとしたときがポイント!

ヨガを体験した方から質問がありました。

ヨガとは身体を柔らかくするためのもの?それとも筋肉を鍛えるためのもの?

究極のところ、そのどちらでもないのですが、ヨガの動的な観点から考えるとバランスを整えるためと言った方がヨガの目的に近いです。なんのバランスかは下で説明しますね。

ボクササイズのように動きの激しい運動をしていると、次から次へと動きも変化していくし、汗もかいてエクササイズ後はとても達成感を味わえると思います。

でも、ヨガは動いて終わるのではなく、ひとつひとつのポーズを取ってはじっとして呼吸に意識を向けていく、筋肉を緊張させては弛緩させて、ということを繰り返していきます。しかし、ヨガを始められて間もない方は、周りと同じようにポーズができないと、思うようにコントロールが取れない自分の身体にイライラしたり、がっかりしたりしてしまうこともあるでしょう。まさにそれこそがヨガのポイントなのです!

まず、周りと比較するという概念はヨガにはありません。できるところで止めてOKです。かっこよくポーズを決めることはさほど重要ではないからです。

では、できないポーズを取らされた場面を想定します。≪えーできないよー、そんなあり得ないポーズ。どうしたらできるの??≫と焦りやイラっとした心の状態を自分の身体を持って知らされています。さあどうします?思い通りにならない場面に直面させられている自分の身体。きっと心の中では「辛かったら止めちゃえばいいんだよ、ポーズを解けばすぐに楽になるんだから」という声と、「でも、せっかくヨガしに来たんだし、せめてほんの数回呼吸するくらいはやってみようかな?」という声が聞こえてきて、心の葛藤は続きます。そうこうしているうちにどんどんレッスンは進んでいきます。でも、そんな心をコントロールできるのは自分しかいません。あと一回の呼吸分だけがんばってみよう!と自分に言い聞かせ、心をコントロールしてみてください。

ヨガのポーズには呼吸がかかせない理由はそこなのです。集中してこの体勢のまま、あとひと呼吸、ふた呼吸・・・と堪える気持ちを支えるのが呼吸の大きな役割です。堪えた数十秒後のふぅ~っと力を抜いたときの至福感と言ったら!

こうやって心のコントロールができるようになってくると身体に余計な力が入っていることが感じられ、脱力していいところも身体で自然と分かるようになってきます。ここでやっと身体のコントロールが登場したというわけです。

このようなプロセスを何度も何度も繰り返していると、ヨガというものが徐々に身についてきます。以前できなかったポーズもできるようになったり、ある日突然できるようになったりと人それぞれですが、確実にヨガを自分のものにしているヨギーニがたくさんいます。

質問に戻りますが、柔軟でもなく筋トレでもない理由はここにあります。まず自分の身体の状態に気づいて心をコントロールしていく、そのあとで柔軟性であったり、筋力など身体的な能力が向上していくということです。

ヨガの時間内だけでも、あともう一息がんばってみよう!と自分に言い聞かせ、心をコントロールしてみてください。ちょっとしたことですが、普段の生活や仕事の場面など、きっといろんな場面で役に立つはずです!

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